石油精製・石油化学業界向け、セラミックス製イナートボール
石油コンビナート工場では原料となる原油を精製してガソリン・軽油・灯油・重油などに化工してゆく。この工程の中で環境へ配慮した脱硫(物質中の硫黄分を除去)する工程があり触媒が触媒反応し化工します。弊社のセラミックス製イナートボールはその触媒を保持する充填材として利用されています。
常圧蒸留と反応の仕組み
リアクター(反応塔)内
での化学反応

- 上方から原料が流れてくる。
- イナートボールを
原料が抜けて触媒エリアへ。 - 触媒エリアで化学反応され、
2次原料(製品)に化工される。 - 化工された製品が、イナートボールを
抜けて、次工程に流れて行く。
高性能工業炉(リジェネバーナー)向け、熱交換媒体
中央部の炉内部へバーナーにより加熱されるが、この加熱方法に工夫があり、左右の配管に排気&吸気(燃焼空気、排ガス)を交互に通過することにより、アルミナボール(図:中央左右)が熱交換(加熱冷却される)されます。結果的に燃費向上&CO2削減に繋がります。
リジェネバーナーの仕組み

熱交換媒体にも当社アルミナボールが使われています。
熱交換媒体(ハイアルミナボール)のクリーニングシステム
熱交換媒体(ハイアルミナボール)は工業炉の過酷な環境下(急冷・急加熱)により、使用を続けると表面が汚れ(炉内雰囲気ダスト)本来の熱交換における熱伝導率が低下します。この状態を回避するために、当社のクリーニング研磨機を使用し、熱効率工場やCO2低下に繋げています。