テイラー渦流ナノリアクター

テイラー渦流ナノリアクター 原理・構造

テイラー渦流の原理

外側の円筒を固定し、内側の円筒を回転させることで、
両者の空間に1組の環状渦流(リングペア渦流)を規則的に生成する流体の流れをいいます。

TaylorVortexFlow

「撹拌翼」が無い、革新的な混合・分散・反応装置。

開始直後に全体に均一なテイラー渦流を形成し、全体が均一に混合、反応します。
反応特性に合わせて、回転数やギャップレシオの変更が可能です。

TVF型 特徴

  • 液体の均一混合ができる
  • 高純度の粒子が製造できる
  • ナノ物質の混合も可能
  • 連続生産できる
  • 混合時間を短縮できる
  • スクリュー式撹拌の数倍強い(大きい)せん断力
  • 構造・原理がシンプルなため、ラボ試験機 ⇒パイロット試験機 ⇒プラント量産機への移行が容易(これらの互換性が高い)

他の混合・分散装置との比較

市場にある撹拌反応装置との違い

既存のスクリュー式撹拌反応装置と比較して、テイラー渦流を活用した、マイクロフローリアクターTaylorVortexFlowでは、せん断力が6倍以上、冷却や加温効果も高く反応速度が高まるほか、連続式のメリットがある装置が小型化できる。また、清掃や切替作業にかかる時間も少なくてすみます。