研磨機・周辺装置

工具研磨・コーティング面研磨に最適
バフ研磨を凌駕する表面仕上げ
複雑な形状でも均一な仕上げが可能
  • 原理・構造

    • 研磨の動き

    サイクロフィニッシュ(ドラッグフィニッシュ型研磨機)は、乾式用メディアの入ったバレル槽内に工作物(ワーク)を挿入し高速遊星回転させる事で工作物表面を研磨加工します。工作物は遊星回転しながらメディアと擦れることで、複雑で入り組んだ(ドリルのような)形状であっても 均一に研磨加工することができます。ターレットとスピンドルヘッドは個別のモーターで駆動され、ターレット(公転)回転数と、スピンドルヘッド(自転)回転数を独立制御することで多種多様な工作物に対応した研磨条件が得られます。
  • 特 長

    • 機構・制御

      ■ 加工ムラの削減

      ①自公転回転を独立制御 ②正逆回転可能 ③6段階のスピンドル軸傾斜により、複雑で入り組んだ場所も均一に研磨可能。

      ■ 研磨領域の拡大

      自公転回転数領域 当社比50%拡大、自転の高速逆転も可能。

      ■ 段取り時間の短縮

      工具レスの着脱式ドリルチャック採用。外段取りで更に短縮。

      ■ 安心な作業

      ターレットのインデックス定位置停止。
      ブレーキモータの採用で工作物交換時のズレを防止します。

      ■ 快適な作業環境

      集塵機標準装備。バレル槽内面に摩耗防止ライニング施工。

      ■ 簡単な操作

      対話方式のタッチパネルや、複数の研磨条件を登録可能な多段速プログラム運転の採用。

      ■ カスタマイズ

      多彩なオプションを準備。自動化を含めた特注対応も承ります。

    • 作業性・安全性

      • •インデックス定位置停止+ブレーキ固定で段取り位置が毎回同じなので作業効率&安全性が向上。
      • •集塵機による機内粉塵除去、バレル槽内ウレタンライニングで穴あきによるメディアの機内飛散を防止。清潔な機内環境を確保。
      • •内容物の下部排出可能なバレル槽交換用台車で効率よく安全にメディア交換ができます。
      • 大物工作物1本付け

      • バレル槽交換台車

      • スピンドルヘッド傾斜

      • 着脱式ドリルチャック

      • スクロールチャック

  • 用途事例

    分 野

    • ■ 工作機械

      •超硬工具|刃先R付 & ドロップレット除去
      •切削工具|鏡面仕上
      •工具|DLC ・ チタンコーティング膜の除去
      •金型|パンチ、ダイ

    • ■ 医療用人工関節、人工骨

      •機械加工品|ツールマーク除去
      •3Dプリンタ造形品|表面改善

    • ■ 金属部品

      〇美装・メッキ下地
      自転車部品・ゴルフアイアン・水栓金具・医療機器・インテリア金具・メガネフレーム
      〇コーナー部R仕上
      〇メッキ・酸化被膜の除去

    • ■ 貴金属

      •装飾品|超鏡面仕上げ

    • 硬質材R付け

      r=0.002mm未満

      r=0.011mm

    • 面粗度向上

      Ra=0.05μm

      Ra=0.005μm

    • 工具のコーティング除膜

      コーティング成分(Al/Cr) 48.6%

      コーティング成分(Al/Cr) 2.6%

メディア

  • ハイスピンから
    サイクロフィニッシュへ

    当社は1977年に「ハイスピン」の名称でドラッグフィニッシュ型研磨機の製造販売を開始しました。
    当時は鏡面仕上げ用のソフトメディアを用いて自転車部品、ゴルフアイアン、水栓金具 等の鏡面仕上げ・メッキ下地処理に使われていました。
    その後、加工技術の進歩で引き合いは減少していましたが、近年 ダイヤモンドパウダーを研磨材に使用した「SMD」が登場すると、旧来のソフトメディアを大幅に上回る性能で超鏡面仕上げ・超硬工具やチタンの加工といった新用途の引き合いが増えてきました。
    そこで当社は40年ぶりにハイスピンをリニューアル、機械仕様を一から見直し、一目でチップトンとわかるデザインを取り入れ「サイクロフィニッシュ」としてフルモデルチェンジしました。

    ▲当時のパンフレット