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開発ヒストリー①遠心バレル研磨法


世界初の画期的発明!
遠心バレル研磨法発明の足跡

「この部品はどう仕上げたのだろう」…
撃墜されたB29の残骸の中にあるギア部品に着眼したことから始まった。

あくなき探求心から単身、アメリカへ

あくなき探求心から単身、アメリカへ

戦争中、自宅近くに墜落したB29の部品を見た創業者の小林久峰。
それはグラインダー砥石を専業とする彼が見たこともない仕上げで
加工されていた。工作機で削ったのでも、ペーパーで仕上げたのでもない。
「これはどう、仕上げたのだろう…」
大きな疑問を抱いた彼は戦後、単身でアメリカへと渡る。
そこで突き止めたのがバレル研磨という加工法だった。

回転バレル完成!しかし、新たな課題が…

回転バレル完成!しかし、新たな課題が…

帰国した小林は早速、機械の製作に取りかかった。こうして完成したのが回転バレル一号機。
一応の研磨はできるものの、精密さに欠けるため、
専用の研磨石やコンパウンド(洗浄剤)を開発し、改良していった。
しかし、研磨時間が長いという弱点に突き当たった。

入浴中のひらめきが遠心バレルを生む!

入浴中のひらめきが遠心バレルを生む!

課題解決に日々、思案していた小林。そんなある日、入浴中に風呂桶にお湯を入れ、
何気なく回したことから閃光のようなひらめきが頭を貫いた。
回すことでお湯の流れに渦ができる。
「ならば、回転だけでなく、遠心力で渦のような流れを加えてみてはどうだろう」
…これが遠心バレル発明の発端になった。
開発に次ぐ開発の成果が実を結び、世界初の遠心バレル研磨法の誕生へ。
これによって研磨は今までの30倍以上、
研磨条件によっては60倍もの早さを実現したのである。

遂に完成!

遠心バレル研磨機
遠心バレル研磨機
バレル研磨とは?
今日においてバレル研磨は自動車、電子機器業界をはじめとして
多種多様な業種業界に導入していただいており、多くの場合製造工程の最終工程を担っております。
使用目的としては、バリ取り、平滑仕上げ、鏡面仕上げ、R付け、スケール取りなどです。