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開発ヒストリー②重圧バレル研磨機


研磨力があるのに、メディアが摩耗しない
「マイティ・マイルド」の誕生

安定した重圧流動が
メディアの力を最大限に引き出す

何でもありの商品企画チーム「発明倶楽部」誕生

何でもありの商品企画チーム「発明倶楽部」誕生

チップトンはこれまでも多くの新商品を出してきたが、常にコストを意識したため
活気的な商品が出てこなかった。
そこで社長のかけ声の下、部署を横断した商品企画チーム「発明倶楽部」が誕生した。
当時、発明倶楽部では商品企画が専門の外部講師を招き、毎月1回、各部署の
選抜メンバーが集まってお菓子を食べながら自由活発にアイデアを出しあった。
300を超えるアイデアは、現実的なものからバカげたものまで、
まさに“何でもありの商品企画”となった。

意外な答えに驚く

意外な答えに驚く

発明倶楽部ではアンケート調査やコンジョイント分析など、
いろいろな企画ツールを使ってアイデアを絞り込んだ。
そこで出てきた答えは、「顧客は価格が高くても機能が優れたものを求めている」
だった。近年、バレル研磨業界ではコストを重視するあまり、
革新的な機能やデザインは二の次だったのでメンバーはこんな答えに驚愕した。

メンバーの一言が課題を解くヒントに

メンバーの一言が課題を解くヒントに

開発テーマは「研磨力を上げながら、メディアの摩耗を抑えた研磨機」に決まった。
初めは全メンバーが意気揚々と取り組んだが、あまりの難題に次第に行き詰まり、開発が進まなくなった。
そんなときメンバーの一人が、「セラミックの皿って床に落とすと簡単に割れるけど、机に置いて上から手で押し付けても割れない。この違いは何だろう」と言ったことだった。この一言が「セラミックメディアは、バレル研磨の速い流れに弱く、圧力には強い」につながった。
つまり、遠心バレルでいえば、
「セラミックメディアは自転に弱く公転に強い」ということだった。
これがヒントとなり、チームは一気に開発のアクセルを踏みこんだ。
そして生まれたのが、重圧バレル研磨機「マイティ・マイルド」。
遠心バレルの流速を抑えながら遠心力を大幅に増加させることによりセラミック
メディアの摩耗を抑えた。まさに「研磨力がある(マイティ)のに、メディアが
摩耗しない(マイルド=環境やユーザーにやさしい)」の誕生につながった。

遂に完成!

重圧バレル研磨機
重圧バレル研磨機
バレル研磨とは?
今日においてバレル研磨は自動車、電子機器業界をはじめとして
多種多様な業種業界に導入していただいており、多くの場合製造工程の最終工程を担っております。
使用目的としては、バリ取り、平滑仕上げ、鏡面仕上げ、R付け、スケール取りなどです。